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連休も終わり、休み疲れが出てくる頃でしょうか。
こういう時はお口に限らず色々なところにトラブルが生じやすいので、健康にはお気をつけください。
今回はむし歯治療後の痛みのお話しです。
むし歯がそれほど大きくない場合、むし歯を削った後にレジンと呼ばれる白い樹脂などで詰め物を行いますが、むし歯が深く神経ギリギリの場合(C2~C3)もあります。むし歯が神経(歯髄)まで進行していると神経を取る治療を行いますが、そうでない時はなるべく神経を残すようにしていきます。
なぜかというと、神経を取れば歯に血流がいきにくくなり、歯が脆くなってしまうからです。そのため当院ではなるべく神経を残せるよう治療を行っています。
一方で、神経を残すことでその歯がしみやすくなったり、痛みがでることもあります。程度によってはしみ止めの薬で様子を見る場合や、あまりに痛みが強いと神経を取る場合もあり得ます。
当院では歯にとって最善となる治療を行っていきますが、やむを得ず痛みが出る場合には、状況に応じた治療が必要になることをご承知おきいただけると幸いです。
神経を残すメリット:歯が丈夫な状態を保てる、治療回数が少なくて済む
デメリット:将来的に痛みが出る可能性、再治療が必要になる可能性
神経を取るメリット:痛みの緩和(激痛時など)
デメリット:歯が脆くなる、歯を削る量が多くなる、治療回数が多くなる