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「硬いものをかんだ瞬間にグキッとした」
「急にかむと痛くなった」
そんな症状で来院される患者さんは意外と少なくありません。
検査をしても、レントゲン上は特に異常が見つからないことがあります。その場合は、歯の周りの組織に強い力がかかって傷ついた、いわば「歯の捻挫」のような状態と考えられます。実際、数日から数週間で症状が落ち着くこともよくあります。
ただし、本当にそれだけとは限りません。
歯のひび割れは非常に細かく、最初はレントゲンにも映らないことがあります。そのため、来院時には異常が見つからなかったのに、数か月後になってひびが確認されるケースもあります。
だからこそ、まずは痛みが落ち着くかを見守り、その後も半年ほどは経過を気にしていただくことが大切です。
痛みがなくなれば一安心ですが、もし再びかんだ時に痛む、冷たいものがしみる、違和感が続くなどの症状が出てきたら、早めにご相談ください。
歯も人間の体と同じです。単なる捻挫のように自然に回復することもあれば、時間がたって初めて原因がはっきりすることもあります。焦らず、でも油断せずに経過をみていきましょう。
